研究室だより

 2年生は卒業まであと半年を残すのみとなりました。いよいよ各研究室で行っている卒業研究にも拍車がかかっていることでしょう。ここでは2年生に研究室の様子を紹介してもらいました。


吉川 研究室 三宅 研究室 凍田 研究室 松井 研究室 吉良 研究室
吉山 研究室 坂口 研究室 小澤 研究室 藤田 研究室 水上 研究室
 

ようこそ「ヨシカワールド」へ

吉川 研究室

 エレベーターの目的階は4階。そこで一歩足を踏み出すと、なにやら一際大きな笑い声が耳に飛び込んでくる。その発生源は、われ等が吉川研究室だ。昼休みも授業の空き時間もさらには放課後までも、だれもがここで尽きることのない話題に過剰なまでの華を咲かせ、至福の時間を過ごしている。私たちの終始最高のテンションに、還暦を迎えた先生もさぞかし耳を痛くし、戸惑いと卒研への不安を抱いていることでしょう。
 しかし、先生は若い!かわすのも上手。なんなくこれらをクリアーし、私たちのテーマである「見えるラジオ」「ポケベル」「女ことば」「福祉のコトバ」「カタカナ語」「私語」等に対し、各々の方向を見出だせるように的確なアドバイスを与えてくれる。
 私たちだって、何も考えずに単に雑談したり食べたりしているわけではなく、“ら抜きことば”や“敬語の使い方”“箸の持ち方”など、注意されないように意識している。これも、常に先生の“きれいなことば”と“正しい作法”に日常触れているおかげだ。
 ところが、こんな“カレ”だって、カップラーメンをすする時もあり、その時は一種異様な雰囲気を醸し出す。これが奇妙でなんだか楽しい気分になる。
 こういう楽しさが、私たちの卒研を進める原動力になっているのではないかな。すべきことはして(本当かな?)、遊ぶときは思いっきり(これが本音!)……というのが吉川ゼミであり、まさにそれは、活発で非常に明るいゼミ生と吉川教授とで作りあげる一つの愉快な世界「ヨシカワールド」なのである。ちょっと楽しそうだと思ったあなた来て見て一緒に話そう。WELCOME「ヨシカワールド」へ。
 来年2月、卒研の発表が無事に(!?)終わったら、みんなでタイへ行く。これも楽しみだ。

(尾石 容子)

 

卒業研究は和気あいあいと

三宅 研究室

 私たち三宅研究室の卒研生は総勢14名で、先生を筆頭に(?)皆おしゃべりが大好きで、いつも笑いの絶えない楽しい雰囲気を持っています。
 卒業研究の時間は、各グループごとに1週間の間にやったことをレジメにし、皆に報告して意見を言い合います。私たちは、バーチャルリアリティーや情報教育問題、サブリミナルの影響、ビデオ番組制作、メディアリテラシーなどをテーマに研究しています。
 卒研の進み具合は、各自マイペースでまだまだ本腰を入れていない状態ですが、楽しく和気あいあいと、途中でくじけてしまわないよう皆で力を合わせて頑張っていこうと思っているところです。誰でも気軽に来られる研究室です。皆さんもぜひ一度遊びにきて下さい。

(増田 真樹)

 

ばーちゃるってな〜に?研究室

凍田 研究室

 凍田ゼミでは、”バーチャルリアリティ”と”コンピュータグラフィックス”という2つのテーマについて研究を進めています。
 ゼミの中でどちらのテーマを研究するかで2つに分かれ、資料を使ってゼミをします。担当した範囲を発表して、意見、質問を出し合い、先生にも助けてもらいながら内容を理解しようとしています。コンピュータを使った研究データ集めも行ないます。
 夏休みもよく学校に出ました。公開講座の手伝いは、大変でしたがよい勉強になりました。
 忙しい分、凍田先生と楽しい助手さんとゼミ生8人でのお茶やお菓子を食べながらの雑談はとても楽しい一時です。コンピュータのことはまったく知らないで、このゼミに入った私たちですが、卒業までにバーチャルやグラフィックスのことを、人に説明できるように、頑張ります。

(坪井 千明)

 

プライバシーと情報公開と

松井 研究室

 上野真弓・佐藤美穂・中尾エミ:私たちの卒研のテーマは、「ダイレクトメールとプライバシー」です。ダイレクトメールに一応絞っていますが、もう少し広く「広告」とプライバシーといった視点からも、考えてみたいと思っています。やりがいがありそうなので、頑張るつもりです。
 岡直美・上條直美・蝉川真規子:「肖像権とプライバシー」というテーマで、卒研を進めています。あまり資料がないので、困っています。具体的には、現在いたるところに設置されている監視カメラの問題を取り上げ、承諾なしに勝手に容姿などを撮られる社会の問題を深く掘り下げ、研究することにしています。
 佐藤ゆかり・中村江里・三浦直子:私たちは、「高齢者とプライバシー」というテーマに取り組んでいます。男性介護(婦人に対する)、大部屋制といったプライバシーが侵害される様々な問題について研究中です。
 首藤佳代・長友織江・野尻裕子:私たちは、「電話とプライバシー」について研究しています。盗聴や電話番号表示サービスなど、一人一台の時代になりつつある電話の身近な問題について調べています。
 楢橋亜紀子:私は、「情報公開」をテーマにして、大分県や他県の条例と比較したりしています、。また、知る権利やプライバシーの権利など、いま注目されていることについて研究中です。
 

コーヒー飲み放題

吉良 研究室

 私たちの研究室では、高齢化、過疎、福祉などをテーマに研究をしています。私は、春休みに上津江村へ過疎調査に行ったりもしました。
 ゼミが決まってから、すぐ先生の家で鍋パーティーがあり、それをきっかけにみんながうちとけてきました。
 お菓子はあまり出ませんが、先生が入れてくれるコーヒーは飲み放題です。

(田村 陽子)

 

夏休みも卒研・地獄の毎日

吉山 研究室

 今日、卒業研究をするために大学に出てきたら、突如として、先生から「学科便り」のゼミ紹介を書くように言われました。今日は、7月17日の木曜日。そう…、なんと私たちは、夏休みに入ってもまだゼミをやっているのです。今年の研究室のメンバーは8名で、対人認知、恋愛感情、流行の心理という3つのテーマごとにグループをつくり、進めています。
 説明会で、吉山ゼミでは英語の論文も読まされると聞いていました。はじめのうちは、嫌々ながらも頑張ろうと思っていましたが、いざ始まってみるとやっぱり苦痛の方が大きく、私にとってゼミまでの日々は地獄の毎日です。(1年生の皆さん気をつけましょう…)。
 先月、私のグループでは対人認知の実験を行いました。今は懇切丁寧で、うるさいご指導の下、データ分析にかかっています。もっとも、これは昨年の続きだそうで、私たちの実験もこれから考えないといけません。そんなことをしながら、研究室のお菓子を食べ、みんなで楽しく話をしています。

(本明 京子)

 

毎週毎週発表会

坂口 研究室

 私たち坂口研究室は、ワールドカップ開催について、ボランティア活動について、地域行政について、若者の現実認識について、老人福祉についてなどを研究しています。卒業研究の時間1回につき3組の人が調べたことなどを発表して、全員で発表内容について考え、意見を出しあっています。人数が全員で7名しかいないので1週間おきに、自分の発表の番がくるのでちょっと大変ですが、みんなで楽しくやっています。
 私たちは『研究は早め早めに余裕をもって』を目標に、ボランティア活動についての本を借りて読んだりまとめたりをしていますが、時々自分達が何を調べたかったのか混乱してしまう時があります。そんな時、他の人達や先生の意見を聞いたりすると、今まで気がつかなかったことなどが発見できるのでとても勉強になります。
 また、全員の研究内容がまったく違うので、今まで深く考えなかったことについての発表を聞き、意見を出しあうのはとても楽しいです。これからも、なごやかな雰囲気でみんながんばっていけたらいいなと思います。

(大野 有美・前田 ひろみ)

 

香り漂う快適なゼミ室

小澤 研究室

 久保奈津子・山下かおる・長野文香・杉崎佳子:研究テーマは「自立訓練法が記憶に及ぼす影響」です。研究室は快適で我が家のようにくつろいでいます。
 阿南優子・和泉由紀子:今、「人生ゲーム入門」という本を購入し、読み進めています。読み応えがあり、手強いなーと感じていますが、何とか卒業する為頑張っています。研究室のいい香りでしばしば意識が遠くなり快楽に襲われます。
 河上千寿子・小園幸香・中村恵子:話をしている二人は基本的に同じ動作を行うという説「姿勢反響」について実験を行っています。テーマはとても興味深いのですが、ゼミ室の強烈なポプリにむせて頭が働かなくことがあります。
 

メンバーは8人ハニーBee

藤田 研究室

 私たちの研究室は全員女性です。ムンムンした研究室の中で、お菓子を食べ、コーヒーを飲み、噂話をしてかつ熱心に卒業研究に取り組んでいます。主に幼児・兄弟・親子関係を中心とした研究を進めています。一つの班の中間報告について、みんなで意見やアイデアを出し合うのですが、それらがまさに8人8色なのです。
 だんだんと人柄がわかってきました。先生もだいたい私たちと同じなのでいつも部室のような雰囲気で楽しい時間を過ごしています。子どもの研究なのに子どもがダメなメンバー(我輩)もいますが、何とかこの機会に克服して、8人それぞれのいい研究をしたいと思っています。

(馬場 涼子)

 

モットーはみんなで楽しく!

水上 研究室

 私たちは、新しい先生のもとで、8人という多からず少なからずのベストな人数でスタートしました。新しい先生ということで、どんな先生なのか、楽しみのような不安のような複雑な気持ちでした。しかし、とても優しくていい先生で、みんなの研究課題に真剣に取り組んでくれます。また、研究室の雰囲気は、和気あいあいとしていて、メンバーもいい人たちばかりです。就職等の情報交換をしたり、色々と雑談したりと楽しい時間を過ごしています。このような先生とメンバーで、一緒に卒業研究をいいものにしていきたいと思います。
 ところで、卒業研究の主な研究内容は、社会分野に属し、ゴミの問題、町づくり、過疎問題等々です。いろいろ調べ物が多かったり、資料を集めたりするのに皆苦労をしているようです。また、資料調査のみにとどまらず、実際に調べに行ったりするところもあるようです。
 卒業研究もついに、あと4、5ヶ月程で完成させなければなりませんが、これを2年間の締めくくりとして、悔いのないようなものを残したいと思います。また、みんなもそれぞれいいものをぜひ完成させて欲しいです。
 そして最後に、残りわずかな学生生活で、いい先生といい仲間で一緒に頑張っていけることを心の底から良かったと思います。

(塩月 愛美)

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