卒業生からのメッセージ |
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平成8年度卒業生 秦 寛子
私は、現在、ダイコーグループの一社である(株)創建の企画推進部に勤務しています。ダイコーは、健康や医療を助ける多彩な分野の商品を取り扱う総合卸会社ですが、創建は、その薬粧部門を受け持っており、薬局・薬店を得意先に取引きをしています。私は、来客の受付や応接、電話応対から、会議資料や重要書類の作成まで多種多様な仕事をしています。
今、学生時代に学んでいて良かったと思うことが2つあります。1つは、コミュニケーション論の全般です。学生と社会人の違いは、その1つに世代間コミュニケーションがあげられます。私の上司には、40代の方から60代の方までいらっしゃいます。会社組織では、人の好き嫌いや得手不得手は通用しません。学んだ知識は、社内の人間関係を円滑に進めるために、またプライベートな面でも大きな助けとなっています。
2つめは情報処理です。私の会社では、どの部署でもコンピュータが日常業務に使われています。私の仕事の大半もコンピュータ処理を必要とします。短大で使い慣れたものと機種が違うので、最初は戸惑いましたが、授業や講習会で基本的なことを学んでいたことと、先輩方のご指導のお陰で何とか対応できています。
入社して4か月。まだ先輩に頼るばかりですですが、学生時代に得た知識と経験を糧に、必要とされる組織人を目指して頑張ろうと思っています。
(創建 企画推進部)
自分の居場所を少しでも広く
平成8年度卒業生 関 祐美子
後輩のみなさんへのメッセージを、と言われても正直ことばが浮かびません。社会人となってほんの5か月、自分のことだけで必死だからです。でも、この原稿の依頼を受けたとき、久し振りで先生とお話をしていて、学生時代のことを懐かしく思い出しました。
振り返ってみると、短大の2年はとても短くまた早く過ぎてしまいましたが、その中で私は、悔いのない大変貴重な時間を過ごせたと思っています。あんなに必死だった就職活動にしても、内定することがゴールでないことは分かっていたのですが、社会人としての生活は想像以上に厳しいものでした。その厳しさの中で、自分を前向きに駆り立て楽しんでいく方法も、コミュニケーション学科で学べたと思っています。
今でも「コミュニケーション学科とは何?」と、よく質問を受けます。そのたびに、私は「あいまいな学科です」と答えています。そして「一言では言えないあいまいな学科ですが、幅広く“生きたモノ”を学べるところです」と言うことにしています。
コミュニケーション学科で、人との接し方、自分との向き合い方、自分から動いていく大切さなど、本当に数多くのことを学びそれがすべて身につきました。
私は今仕事上、一人でも私を必要としてくれる人が増え、自分の居場所が少しでも広くなるように頑張っています。後輩のみなさんも、自分の夢や生きがいなどを持ち、この学科で得た経験を生かしていってください。自分しだいです。頑張ってください。
(大分銀行 古国府支店)