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授業情報

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2023/05/09 現在

授業科目 教育原理
担当教員(所属) 石村 華代 (音楽科)
授業科目区分 教職科目 
必修・選択 選択
授業形態 講義科目
時間割コード 03104
開講学期 2023年度 前期
開講時期 前期
開講曜限 金 2
対象所属 美術科美術専攻
対象学年 1年 , 2年
単位 1
授業の目的・到達目標 〔授業の目的〕
 教育学の基本的概念を知り、教育の理念がさまざまな思想や歴史の文脈でこれまでどのように理解されてきたのかを学ぶことによって、教職志望者に求められる基礎的な教養を培う。また、現在の教育システムがどのような経緯で成立し発展してきたのか、教育や学校の営みがどのように捉えられてきたのかを知り、自分自身の教育観・学校観・子ども観などを問い直しながら、それらを深められるようにする。

〔到達目標〕
・教育学の基本的概念を理解した上で、教育の本質や目的について考察できる。
・教育史の大まかな流れを把握し、どの時代にどのような教育制度があったのか、主要な教育史上の出来事がなぜ起こったのか、またその出来事がどのような影響を及ぼしている(あるいは及ぼした)のかについて説明できる。
・授業で取り上げた教育思想家がどのような信念のもとで自らの教育観を形成したのか、彼らの思想が現代の教育にどのように影響を及ぼしているのかを説明できる。
各回の授業内容 第1講 教育とは何か(家庭・学校・地域や社会での教育:生涯学習、社会化など)
第2講 日本教育史①(江戸期の教育:教育制度、子育て、地域での教育など)
第3講 日本教育史②(明治期の教育:学制、森有礼の改革、教育勅語など)
第4講 日本教育史③(大正期及び戦前・戦中期の教育:大正新教育、国民学校令など)
第5講 西洋教育史(義務教育の成立と子どもの権利の保障:児童労働、モニトリアル方式など)
第6講 教育思想①(学習に関わる教育思想:ソクラテス、コメニウス)
第7講 教育思想②(家庭と子ども観に関わる教育思想:ロック、ルソー)
第8講 教育思想③(学習に関わる教育思想:ペスタロッチ、ヘルバルト)
準備学習等 授業中に指示する。テキストをあらかじめ読んできたり、授業での学習内容をワークシートにまとめたりする作業を事前・事後に行う必要がある。
成績評価の方法・基準 ワークシート 8点×8回=64点
小テスト   18点×2回=36点(5回目と8回目に実施)
教科書 石村華代、軽部勝一郎編『教育の歴史と思想』(ミネルヴァ書房、2013年)
参考図書 プラトン『メノン』(岩波文庫)
コメニウス『世界図絵』(平凡社ライブラリー)
ロック『教育に関する考察』(岩波文庫)
ルソー『エミール(上)』(岩波文庫)

その他の参考図書については、授業時間内に指示する。
履修の条件・注意事項 本科目の履修は教職課程履修者に限る。

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