7章 結 論 情報化社会と呼ばれる現代で、インターネットは個人にも企業にも利益をもたらすものとして、進展している。ネットワークを介して情報のやり取りを行うとき、セキュリティの問題はいつも浮かんでくる。不安に思う人や、面倒に感じる人も多いだろうが、インターネットにはセキュリティ問題を克服しようと取り組むだけの価値があると考えられる。だから、我々は未知なる情報に関してもっと敏感であるべきだし、情報を発信する側ももっと分かりやすいものを発信できるよう努力する必要があると考える。
電子貨幣についても同様のことが言える。将来の決済手段は今と同様現金で行われるのか、電子貨幣が主流となるのか、それとも現金と電子貨幣が共存する形を取るのかは明らかではないが、現在の社会の動向を見ると、我々が電子貨幣を使用することは大いに予測できる。だが、本当に電子貨幣が経済的価値のあるものとして通用するのか、何か問題が起きたときにはどこが保証してくれるのかといった不安感を抱くことは当然である。将来的に電子貨幣を発行しようと考える人達はこれらの不安感を全て解決しないことには、社会に通用するものとして普及させることは難しいことを認識すべきだろう。しかし、我々も情報に対して受け身ではなく、知らないことは積極的に調べる態度でのぞみ、自ら不安を解決しようとすることも必要であると考える。

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